対象者も十人十色
同じ浮気調査でも相手が人なので、同じ内容で終わることはありません。
尾行調査であれば、基本的に話しかけることはないのですが、行動を見て対象者の方はどういう性格の方なのか考えながら尾行する。
真面目な人、規則正しい人、落ち着きがない人、優柔不断な人、せっかちな人、警戒心が強い人など行動を見ていればある程度はどんな人なのかわかるからです。
真面目な人は車が通らない小さな信号でも赤では決して渡らず、電車に乗る時も必ず順番などのルールを守る。
規則正しい人は、決まった時間に出退勤して、決まった時間の電車に乗って決まったルートで帰宅する。
こういったご性格の方は行動パターンがある程度わかるので次の行動が読みやすく尾行しやすい。
警戒している人はもとより、落ち着きがない、優柔不断、せっかちな人は予想外の行動をとる。
落ち着きがない、優柔不断は人は目的地が定まっておらず、あっちこっちに行ったり急にUターンしたり、追いかけるほうも大変。
せっかちな人もちゃんと調べてから向えばいいのに目的地を確認しないで動き出すから道を間違えてあっちに行ったりこっちに行ったり。
気を付けなければいけないのが急に電車から降りたり、タクシーを停めたり、車の交通量が多い道路を無理やり渡ったりとついて行くほうも必死だ。
そのため、警戒している可能性や、どんなご性格で普段どういった行動をするのか、趣味嗜好はあるのか、休日の行動はなにをしているのかなど詳しく聞く。
なかには平気で飲酒運転や信号無視など道交法を破ったり、壁を乗り越えて浮気相手の家に入るなど常識的ではない行動をとる人もいる。
人を調べる仕事であるから対象者の性格や行動を把握することが調査を成功させる秘訣なのではないだろうか。