彼氏の浮気調査の料金と慰謝料請求できるケース
- 2021年11月30日
- 2024年02月08日
10数年ほど前は配偶者の浮気調査がほとんどでしたが、昨今は探偵に対しての認知度が上がり低料金化が進んだため、気軽にご依頼されてくる方も増えてきました。
特に増えたのが彼氏の浮気調査です。結婚を視野に長年の間、交際してきた彼氏に浮気をされていたら精神的苦痛は相当大きいと思います。
当然、費やした時間や失ったものは大きいので慰謝料を請求したいと思う人はきっと少なくないでしょう。
彼氏に浮気の疑いがあり、もし浮気をしていたら慰謝料を請求しようとお考えの方は参考にしてみてください。
彼氏の浮気調査をするメリット
まずは浮気調査を探偵に依頼した場合、どんなメリットがあるのでしょうか。
浮気の事実がわかる
浮気調査をするメリットとしては事実関係がハッキリすることです。
真実をハッキリできずに常に疑っている状態が続くと精神的にもかなり辛いことです。
しかし事実確認をすることによって一時的に心に傷がついてしまうかもしれませんが、疑念が解消してつぎの行動に進むことができるでしょう。
結婚の判断材料になる
結婚を考えている相手がもし浮気をしているようでしたら、結婚を失敗しないための判断材料になると思います。
いくら見た目や年収がよくても浮気癖があるようでしたら苦労するのは目に見えています。
今後、交際相手と結婚を考えているようでしたら失敗しない結婚生活を送るためにも事前に調べておくことも必要です。
既婚者かわかる
浮気をしていなくても既婚者の場合、交際相手の配偶者からすればあなたが浮気相手になってしまいます。
嘘をつかれて交際している場合、恋人の配偶者から慰謝料を請求をされてしまう可能性もあるので不審に思う点があれば早めに調べることをお勧めします。
彼氏や彼女の浮気調査をするデメリット
浮気調査を探偵に依頼した場合、必ずしもメリットだけとは限りません。ではどのようなデメリットがあるのでしょうか。
費用が掛かる
浮気調査を依頼するには当然、費用が掛かります。短い時間であっても数万円、1週間の調査になると数十万円になることもあります。
費用を安く済ませるためには、なるべくご自身で怪しい日や浮気相手の情報を収集して、ピンポイントで調査を行うことによって費用を安く抑えることができます。
ただし、注意点としては疑っていることが相手に気づかれれば、証拠が掴みにくくなるのでご自身で調べる際は十分に気をつけましょう。
浮気をしていた場合、精神的苦痛を受ける
浮気調査を依頼すると探偵は証拠のために写真や動画を撮ります。
もし、彼氏が浮気をしていた場合、浮気相手とラブホテルに入るところや手を繋いで歩いているところなど、生々しい証拠を見ることになります。
信じていた彼氏の浮気の証拠写真を見るのは、いくら覚悟していてもショックを受けるかと思います。
弁護士に依頼して慰謝料を請求することを考えているのであれば、証拠写真は見ないで直接渡したほうがいいかもしれません。
浮気調査を依頼したことがバレると関係性が悪化する
浮気の証拠を相手に突き付けた際、同時に探偵に依頼したことも相手に伝わってしまいます。
相手が素直に過ちを認めてくれればいいですが、なかには逆切れや開き直る方もいるでしょう。
お互いに「また、なにかされるんじゃないか」と疑心暗鬼になれば、関係を修復して信頼関係を築きなおすのは難しくなってしまうかもしれません。
彼氏の浮気調査の方法と料金
調査料金も状況が違うと倍以上かかってしまうケースもあります。
費用を安く抑えられるケースと抑えられないケースの差とは一体なんでしょう。
同棲している場合
同棲していれば彼氏の行動パターンがわかるので、帰宅が遅い怪しい曜日などに調査をすれば少ない時間で証拠を掴むことができるので費用が安く済みます。
帰宅時間が遅い曜日や一人で出掛ける時は前もって聞くことができると思うので、ピンポイントで怪しい日を狙えばすぐに浮気の事実がわかるのでしょう。
ある程度の決まった時間をお願いすれば事前に料金もわかるので、予算以上に費用が掛かる心配もないので安心です。
別々に住んでいる場合
同棲していない場合、普段一緒にいない時の行動は把握していないことのほうが多いかもしれません。平日の帰宅時間や休日など、あなたに本当のことを言っていない可能性もあるからです。
仕事に行くふりや残業と言って浮気相手と会うことができるので、いつ浮気をしているのか把握するのは難しいでしょう。
やみくもに調査を行っても費用だけが嵩んでしまいますので毎週末会っているのであれば、あえて恋人と会わずにフリーの状態にして、その日に調査を行ってみるのも一つの手かもしれません。
自宅の場所は知っているが（知らない）行ったことがない
実家住まいや交際期間が短いならまだしも、教えてくれない場合は理由によっては事実確認を含めて、自宅や勤務先の割り出しを行います。
理由としては、上記の2つと違い、聞いていた自宅を張り込んでいても恋人の姿を確認できず、実際にはそこに住んでいない可能性があるからです。
嘘をついている場合、証拠を掴むまでに時間がかかり費用が割高になってしまう可能性があるので 1日〇時間までで〇万円などの決まった時間を決まった料金で調査してくれるパック料金プランがおすすめです。
彼氏の浮気調査でわかること
彼氏の浮気調査は結婚を視野にいれている方も多いので婚前調査としても行います。
浮気の事実確認はもちろん、普段付き合いがある交友関係、金遣いなどの金銭感覚、知らないだけで意外な趣味や聞いていたことに嘘偽りがないか調べることで、知らない一面などが見えてくるので今後のことを考える判断材料になるでしょう。
・浮気の有無
・自宅や勤務先
・交友関係
・趣味嗜好
・金銭感覚
・事実確認
彼氏に慰謝料請求ができるケースとできないケース
彼氏が浮気をした場合、結婚しているわけではないので基本的には彼氏や浮気相手に対して慰謝料を請求することはできません。
しかし、状況によっては恋人に慰謝料を請求することが可能です。では慰謝料が請求できるケースとできないケースではどんな違いがあるのでしょう。
慰謝料請求ができる場合
・恋人と婚約している
・恋人と内縁関係（事実婚）にある
婚約とは将来結婚の約束をすることを言いますが口約束だけではいざというときに「そんな約束をしていない」と言われかねません。
婚約指輪を貰っていたり、結納をしていれば婚約関係を証明できるので慰謝料を請求できる可能性があります。
また、内縁関係を証明するには住民票に内縁と記載されていることや、親族などの第三者が周知していることによって内縁関係を証明することができます。
慰謝料請求ができない場合
・結婚の口約束
・客観的証拠がない
浮気の慰謝料は法律上で認められた婚姻関係になっていることが原則になります。
結婚していないカップルに関して通常はこの権利が認められないため、恋人に対して慰謝料を請求するのは難しいでしょう。
恋人に慰謝料を請求する方法とその証拠
恋人の浮気に対して慰謝料を請求するにはどのような方法と証拠が必要なのでしょうか。
まずは慰謝料の請求方法からご説明します。
慰謝料を請求する方法
慰謝料を請求する具体的な方法は話し合いと裁判の2つの方法があります。
2つの方法を比較するとこのようになります。
話し合い
・メリットは時間や手間、費用が掛からない
・デメリットは相手が応じないと話がすすまない
裁判
・メリットは浮気が認められれば強制的に慰謝料を請求できる
・デメリットは裁判費用や時間と手間がかかる
話し合いで解決できれば一番いいのですが、「相手が話し合いに応じない」「連絡が取れない」など話がすすまないことがあります。
そうすると弁護士に依頼して裁判をするしかありませんが、どちらにせよ相手を納得させたり裁判で認めさせるのにも証拠が必要となります。
慰謝料を請求するのに必要な証拠
婚約や内縁関係にあったことを証明すると同時に恋人が浮気をしていた証拠も必要になります。
この浮気の証拠がないかぎり、いくら婚約していることや内縁関係にあったことが認められても慰謝料の請求をすることはできません。
浮気の証拠は以下の通りです。
・浮気相手とラブホテルに出入りしている映像
・浮気相手の自宅に複数回出入りしている映像
慰謝料を請求するには恋人と浮気相手に「不貞行為」があったことを証明できるかどうかになります。
不貞行為というのは浮気相手と肉体関係があったことを言い、それを証明するには性交渉があったことをどれだけ裏付けられるかが大事です。
肉体関係を証明する直接的な証拠にはなりませんが、「ツーショット写真」「ホテルの明細書」「肉体関係を匂わせるLINEのやりとり」などあれば、ホテルなどの出入りの写真と合わせることによって言い逃れのできない証拠になりますので、できうる限り収集しておくことが必要です。
婚約や内縁関係を証明する証拠
婚約を証明する証拠
・結婚指輪を貰っている
・結納を既に済ませている
・結婚式場や新婚旅行の予約
・第三者に婚約を伝えている
内縁関係を証明する証拠
・同じ世帯に入っている住民票
・家計が一緒で共有財産がある
・健康保険が被扶養者になっている
これらの証拠があれば婚約したことや内縁関係であったことを証明することができます。
要は第三者が見ても2人は婚約中や内縁関係と証明できる証拠が必要で、結納であれば両家で集まった写真、家族書や親族書、2人の名前が記載された結婚式場の予約情報、第三者の証言などになります。
浮気による慰謝料の相場とは
婚姻関係を結んでいる夫婦と比べると低くなりますが、不倫の慰謝料の相場は50万～200万程度といわれています。
慰謝料の算定基準は精神的苦痛をどれくらい与えられたかによって決められるので、増額が見込まれるのは以下の項目になります。
・浮気が長期間におよんだ
・妊娠、既に出産をしている
・浮気のせいで精神的苦痛を負い心療内科に通っている
・新居や式場など結婚のための準備がすすんでいる
・浮気が原因で婚約破棄、または内縁関係が解消された
一般的に浮気の期間が慰謝料の額に反映されます。期間が長ければそれだけ精神的に負担をかけられたということになり、増額される傾向にあります。
また、結婚式場や新婚旅行の料金を既に支払い済みで、その費用を負担していた場合は慰謝料とは別に請求することが可能です。
まとめ
彼氏に浮気の慰謝料を請求することは基本的にできません。
夫婦は法律で保護されている為、浮気については慰謝料請求の対象になりますが、恋人の場合は自由恋愛の範囲内であるという点から慰謝料請求が難しくなります。
ですが、婚約中や内縁関係であることが認められれば慰謝料を請求することは可能になりますので、その際には客観的な事実を証明するための証拠が必要になります。
もし、婚約している恋人の浮気でお悩みであったり、浮気の疑いがあればご相談ください。
