違いの理由としては、経験や実績、調査に対するスタンス、取り扱っている機材や車両によって変わってくる。
経験や実績は、浮気調査に限らず、人探しや詐欺案件など難易度が高い調査の経験があるか。また、その難易度の高い調査をどれだけ成功させてきたか。
調査のスタンスは、コンプライアンスなどを言い訳にするようなぬるい調査ではなく、昔ながらの結果をだすためにどれだけ踏み込んだ調査ができるか。
取り扱っている機材や車両については、カメラの取り扱いや夜間などの暗視カメラが充実しており、バイクなどによる車両尾行にどれだけ長けているかによる。
そのため、これらを総合的に考えると同じ探偵事務所と名乗っていても調査能力や成功率などは、実績や経験、スキルの差によって劇的に変わってくる。
一番わかりやすいのは、調査の発覚率ではないかと思う。もちろん、成功率も大事なのだがバレる調査をするかしないかよってその探偵の力量がわかる。
探偵は対象者に調査がバレないことを大前提に行うものであり、バレないように結果を出すには調査員の人数、車両の種類、機材の選定がものをいう。
もちろん、調査員数や車両は多ければ多いほど調査の成功率はあがるが、予算に限りがあればその中で最適の調査方法を提案し成功させなければならない。
そのため、経験や実績がなく機材などが乏しければ調査方法を誤り、下手な張り込みや尾行をすることによって調査が発覚する確率が高くなってしまう。
また、探偵は観察力も必要とされ、これがないと引き際がわからず、強引に調査を続ければ調査が発覚する恐れもあるので見極める力も必要とされる。
これ以上、尾行すればマズイ状況なのに経験不足により引き際がわからなくてバレてしまった探偵や無理に突っ込んで調査が続行できなくなった探偵もいる。
なかには、カメラで撮っているところを対象者に見られたり(論外だが)住宅街のなか堂々と対象者宅を張り込んで調査がバレてしまったことも。
探偵事務所を名乗っているからといって必ずしも、調査を成功させるとは限らない。料金が安いだけで探偵を選ぶのはやめたほうがいいだろう。