探偵業法上、探偵に調査の依頼をするには契約書にて調査委任契約を結ばなければならない。
そのため、基本的に調査のご依頼に関しては、前もってご相談していただくことをお勧めしている。
前もって、ご相談をしていれば調査の目的や掴みたい証拠によって調査方法の打ち合わせなどをすることができ、調査もスムーズに行うことができる。
そして、調査内容や状況によって調査員の人数や調査車両(車、バイク)、調査の進め方が決められるので成功率が上がり、費用の節約にもつながる。
ただ、なかには探偵に調査を依頼することを決めているのに、踏ん切りがつかなかったのか調査日の前日や当日にご連絡してくるご相談者さんもいる。
前日であれば、まだいいが当日の夜中に連絡がきて朝から調査をしてほしいとか、2時間後に遠方で調査をしてほしいといわれても現実的には難しい。
もちろん、1人で調査できる内容であればいいが、調査開始場所の建物の形状や移動手段によってはどうしても調査員が2、3人必要な場合もでてくる。
調査員の手配などもしなければならないので現実的に難しければお断りをするのだが、そうなると焦って片っ端から探偵業者に連絡してしまうのだろう。
片っ端から電話して、やっと引き受けてくれた探偵が経験や実績もないところであれば、調査が失敗する確率も高くなりお金を無駄にするかもしれない。
大手であれば調査員の人数や下請けさんの数も多いので当日の急な調査依頼にも対応でき失敗することも少ないが、その代わり調査料金はお高めである。
ほかのご相談者さんから聞いた話によると、ある大手さんの当日の調査依頼に関しては稼働した時間制料金のほかに別途料金で20万ほどかかったらしい。
また、急な調査依頼はご相談者さんの気が変わり、こちらが段取りをしていたのにもかかわらずドタキャンや、やっぱりいいですと簡単に断られたりする。
以前に、夜中の1時に朝から調査をしてほしいという依頼をお断りしたら、色んなところに断られ続けたのでイライラしていたのかキレられたこともある。
(さすがにその時は、夜中の1時にエアコンが壊れたからといっていますぐ来てくれるエアコン業者さんなんていないですよねと言って諭しましたが)
そのため、調査をお考えであればアタフタしたり、調査を失敗されて料金を無駄にしないためにも早めに相談しておくことをおすすめしたい。
探偵のご利用は計画的に/横浜の探偵日記
- 2023年10月06日
- 2023年10月06日