婚前契約書(プリナップ)とは入籍前のカップルが交わす契約書で、欧米諸国では一般的だったが、ここ最近は日本でも注目を浴びている。
婚前契約を取り決める理由としては、事前にお互いの価値観を認識し共有しあい夫婦生活を円満に送ることを目的とし交わしているようだ。
取り決める内容は、子育ての方法、家事の分担範囲、生活費の負担割合、親族との付き合い方や親の介護、性生活など多岐にわたっている。
また、浮気したときのペナルティ、離婚したときの財産分与の範囲や養育費、別居したときの婚姻費用の額なども取り決めることができる。
さらに、交際時からパートナーに浮気癖があれば、結婚したからといって悪癖が治るとは言い切れないので抑止力や再発防止のためにもなると思う。
前述でも記載したように婚前契約書に盛り込む内容としては、
・夫婦のあり方
・家事、育児のこと
・親族との付き合い
・生活費の負担割合
・財産分与の範囲
・浮気したときのペナルティ
・別居に至った時の婚姻費用
・離婚に至った時の養育費
・性生活や子作りについて
などが挙げられ、浮気があった場合の慰謝料の金額、別居時の婚姻費用の支払い期限、離婚時の財産分与の割合や養育費なども細かく決めている。
一昔前に比べ、出会いの場が多様化したことにより婚前調査の依頼も増え、結婚を失敗しないためにも事前に交際相手のことを調べる傾向にある。
マッチングアプリや婚活サイトで知り合った場合、本人から聞いていることしかわらず、実は経歴詐称をしていたり既婚者だったんてこともあり得る。
また、結婚する前から浮気癖があるような相手であれば結婚しても苦労するのは目に見えているので、事前に調べておきたいという気持ちなのだろう。
実際に、浮気されている相談者さんからお話を伺っていると交際時に浮気された経験があったり、なかにはご自身が浮気相手だったなんて話も聞く。
結婚する前から浮気された経験や、ご自身が浮気相手で略奪愛のすえ結婚したと聞けば、同じことを繰り返され要素があったのではと考えてしまう。
しかし、それでも結婚するのは相手と明るい家庭を築けると信じて疑わないから結婚するのであって、苦労する前提で結婚する人はいないだろう。
もし、浮気癖がある相手と結婚したあとのリスクを多少でも回避したいのであれば、婚前契約書を交わしておくことをおすすめしたい。
婚前契約書/横浜の探偵日記
- 2023年11月22日
- 2023年12月18日