尾行しづらい相手
今まで色んな調査をしてきましたが、対象者の方によっては尾行しづらい人もいれば、尾行しやすい人もいます。
尾行しづらい方というのは、
・女性
・子ども
・外国人
・特徴がない
・警戒している
・目的がない人
などが挙げられるが警戒している人は当然、やましいことがあるので誰かに見られていないか、辺りを見回したり振り返ったりする。
なかには尾行されているんじゃないかと、待ち伏せして後ろからくる人間を確認したり、なんとか撒こうとする。
警戒している方は、明らかに見え見えでやましいことをしているのが一目瞭然だ。
女性の方は私が男性ということもあり、尾行しづらい。百貨店でレディースフロアや化粧品売り場での長時間の買い物は非常にやりづらい。
そんなところに男性が一人でいるのは不審人物以外の何物でもないからで、過去に渋谷の109に行かれた時は周りの視線が非常に痛かった。
日本に在住の外国人も、なぜか警戒心が強い方が多く、外国人の調査に関しては最初から警戒しているつもりで調査に挑む。
特徴がない人も新宿駅など人通りが多いところだと、見失う恐れがある。ありきたりの髪型にありきたりの地味なスーツだと認識しにくいからだ。
逆に、探偵も場所によって目立たないように服装を変える。丸の内のオフィス街なら地味なスーツ、渋谷ならカジュアルな服装といった感じに合わせる。
個人的にやりづらいのが、小さな子どもや目的がない若者。子どもは防犯的な兼ね合いで、近隣から怪しまれたらすぐに通報されてしまう。
また、若者もあっちに行ったりこっちに行ったりと行先や目的がないのでせっかちな私からすると、やりづらい。
昔に比べてストーカーなどの犯罪件数の増加に伴い、探偵にとっては今後もやりづらいことがきっと増えてくるだろう。