職場に浮気相手を連れ込む夫
不貞を証明しづらいのが職場での性行為である。
同僚との浮気や自営業者の場合、職場で性行為におよんだり職場に浮気相手を連れ込めば不貞行為を証明するのが難しくなる。なぜなら部外者は立ち入れないからだ。
ラブホテルや浮気相手の自宅のような密室に浮気相手と2人でいれば、そこで肉体関係があったと推察することができるため不貞の証拠になる。
しかし、職場であれば浮気相手と2人きりでいたことを証明しなければならないし、証明できたとしても仕事をしていただけと言われてしまうからだ。
過去に、自身で経営するクリニックに浮気相手を連れ込む対象者や、自分の会社の事務所で不貞行為をする対象者がいたがやはり不貞を認めなかった。
言い分としては、治療や打ち合わせをしていただけということだったが、診療時間外や営業時間外に部外者を定期的に連れ込んでいれば明らかにおかしい。
しかも厄介なことに、わざわざ治療院などで不貞行為をするくらいだからかなり警戒していたのだろう。外では浮気相手と一切会わなかった。
外で浮気相手と親密な様子があれば関連付けて肉体関係があったことを主張できるが、そうでなければ不貞があったことを証明するのは困難である。
そもそも、クリニックや事務所に出入りしている女性がいるからといって、その女性が浮気相手とは気づかず、なかで不貞行為が行われているとは思わない。
なにか情報や根拠、もしくはよほど勘が鋭い探偵じゃない限り、勤務先に浮気相手を連れ込んでいるとは気づかないだろう。