調査員の適正人数
調査は基本的に2人1組で行う場合が多く、状況によって調査員の増員や調査車両の数や種類を変更したりする。
状況とは対象者の移動手段、開始場所や立ち回り先の建物の出入口の数、対象者の警戒度などで、調査員の人数や車両の数は多ければ多いほど調査の成功率は上がる。
ただ、調査員の人数や車両の数が増えれが、それに伴って料金も上がってしまうので調査料金を抑えるには対象者の状況や行動を把握して適正な人数を決める必要がある。
自宅や勤務先などの建物の出入口の数
自宅が一軒家であればいいが敷地内に何棟もたっているような大型マンションの場合、敷地出入口の数に合わせて調査員を配置する必要がある。
また、勤務先から調査を開始する場合でも、駅直結のオフィスビルは出入口が複数箇所あるため、セキュリティゲートなどの数に合わせて調査員を配置しなければならない。
宿泊先でも対象者がチェックインした部屋を監視できる状況であればいいが、同じフロアの部屋が満室であったりすれば 複数人必要になってくる場合がある。
※シティホテルではセルフチェックアウトを導入しているところがあり、フロントロビーに立ち寄らないことがあるため。
移動手段
対象者の移動手段が車や自転車であれば、それに合わせて調査車両を用意する。アシスト付き自転車やロードバイクなどの場合でも同様である。
対象者の移動手段が徒歩や電車だけであればいいが、自家用車やタクシー、もしくはハイヤーなど車で移動する可能性があれば車やバイクがメインになる。
また、浮気相手の車にピックアップされる、タクシーを利用する、レンタカーを利用することもことも考えられれば同様に車やバイクをメインに増やす。
こういったケースの場合、調査車両2台の徒歩で尾行する調査員を1名の計3名で調査をしたほうが調査の発覚や失尾する確立を下げることができる。
逆に、車にピックアップされることやタクシーを使う可能性が低くく、調査車両を用意する必要性がなければ調査員2名で徒歩尾行をする。
対象者の警戒度
もし、対象者が警戒しているようであれば調査員の数を増やさなければならない。
誰かに尾行されていないか、見られていないかと気にしていれば後ろを振り返ったり待ち伏せしたり、確認しようとしてくる。
調査員が一人で尾行してる場合、対象者に何度も見られれば認識される可能性があるため、見られないように距離をあけて尾行しなければならない。
対象者との距離をあけ過ぎれば見失う可能性があり、見失わないように距離を詰めすぎれば認識されてしまう可能性もある。
そのため、調査では前を歩く人間を交代したり見られないように挟み込んで尾行する為、移動手段が徒歩であれば徒歩で尾行する調査員が2名、車であれば調査車両2台がこのましい。
まとめ
調査員の人数は対象者の移動手段、開始場所や立ち回り先の建物の出入口の数、対象者の警戒度などによって変わってくる。
それらを把握するためには、依頼者さんは常日頃から対象者のことをよく観察して行動パターンや言動から知る必要がある。
調査員の適正な人数がわかれば無駄に調査員を増員する必要がなくなり、調査料金を抑えることができるだろう。