浮気相手は同性愛者
見極めるのが難しい調査の一つが、浮気相手が同性だった場合である。
異性の場合は頻繁に連絡を取っていたり、2人で出掛けていれば浮気を疑うこともできるが、同性の場合はただの仲の良い友人くらいにしか見えない。
もし、休日出勤や残業が増えて浮気を疑うようになっても、依頼者としてはまさか同性と浮気しているとは思わないだろう。
それは探偵も一緒で調査をした際に接触した人物が同性であれば、なにか情報がない限りその人物が浮気相手とはまず思わない。
対象者が夫であった場合、接触した男性とラブホテルに入ればおかしいと感じるだろう。同じ部屋に男性同士で泊まることはなかなかないからだ。
しかし、それが妻であった場合、ラブホテルの同じ部屋に女性同士で泊まったとしても不審な点や情報がない限り、判断することが難しい。
(女性同士で利用できるラブホテルは多く、女子会でラブホテルを利用することもあるから)
また、男性同士で手をつなげば、もしかしてとは思えるだろうが、女性同士で手をつないだり抱き合うなどのスキンシップはよくあること。
そのため、不倫相手が同性の場合はラブホテルなどに一緒に入っても不貞行為を立証することや浮気相手に慰謝料を請求することも難しくなってくる。
一般的に不倫を証明するには、ラブホテルや不倫相手の家に寝泊まりした写真など肉体関係があったことを推認できる証拠があればいい。
しかし、不倫相手が同性の場合、2人が宿泊した証拠以外に肉体関係があったことを推認できるメールやLINEのやり取りが必要になってくる。
女性同士の不倫の場合、よほどただならぬ雰囲気を感じ取れない限り、同性カップルと見抜くのは難しいだろう。