横浜の探偵日記のページ


妻の粗探しをする夫


パートナーの浮気の証拠を掴んでほしいとのご依頼以外にもこんな相談がくる。

浮気がバレない方法はあるのか、もし探偵につけられてたら、それを調べる方法や撒く方法はあるのかなど

当然、浮気は犯罪ではないが不法行為には変わりはないので浮気をしている人間の味方をするわけにはいかない。

なかには、浮気相手と再婚をしたい、もしくは相手に浮気の証拠を掴まれたので対抗するために妻の粗探しをしてほしいなんてご相談もある。

もちろん、理由はどうあれ自由な意思で配偶者以外の異性と肉体関係を持てば、貞操義務違反として慰謝料や離婚を請求することはできる。

しかし、自分が浮気相手と再婚したいからといって妻と離婚する為に粗探しをするのは動機が不純すぎるし、倫理的にいかがなものかと思う。

また、浮気の証拠を掴まれたからといって、探偵に調査を依頼して相手の過失を見つけてもそれぞれが別問題なので自分の立場が有利になるとは限らない。

「相手のモラハラによって既に夫婦関係が破たんしていたから恋人を作った」と言い張り、これは浮気ではないと主張してもそんな言い分は通用しない。

不法行為が成立する要件は、権利などの侵害行為、故意や過失、損害の発生、因果関係などで、これらを証明しなければ不法行為として認められない。

しかし、自分が浮気していたにもかかわらず、妻に浮気がバレたら自分の非を認めたくないのか謝罪をしたくないのか、今度は相手の粗探しを始める。

ここまでくると泥沼状態で、夫婦の仲は修復することはなく話し合いで解決することもないのだろう。

浮気をしたのであれば、最後くらいは男らしく潔く自分の非を認めてもらいたいものだ。





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