婚約している彼氏の浮気
彼氏が浮気していても、基本的には慰謝料を請求することはできない。
結婚をしている夫婦は法律上、夫婦としての権利を法律で保護されているが、恋人同士は基本的に自由恋愛であり、法の規制が及ばない。
夫婦は自由な意思で配偶者以外の異性と肉体関係を持ってはならない貞操義務があり、慰謝料はこの貞操義務違反をしたことによるものである。
また、浮気相手に対しての慰謝料も、不倫によって配偶者は平和な夫婦生活を送る権利を侵害されたことになり、その損害を賠償するものになる。
しかし、恋愛は自由意思で行うことができるので貞操義務もなければ、自由意思の範囲なのでお互いの権利を法律で保護されいる訳ではない。
そのため、浮気によって精神的苦痛を負わされても、恋人同士の場合は慰謝料を請求することができない。ただ、婚約している場合はどうだろう。
これから新婚生活を迎えようとしたところに、婚約者の浮気が発覚すれば期待を裏切られたショックは大きく、精神的苦痛は計り知れないはず。
そうなれば、婚約は破談となり、結婚に対しての期待が損なわれれば、それによって受けた精神的苦痛の慰謝料を請求することは可能だろう。
ただ、婚約者に慰謝料を請求するには、婚約していたことを証明できる証拠と浮気相手と肉体関係があった証拠が必要となってくる。
もし、婚約者に浮気の疑いがあれば、結婚生活を失敗しない為にも早めに手を打つことをお勧めしたい。
