探偵の調査報告書はお守りみたいなもの。
浮気を問い詰めた時に、すんなりと認めてくれるような夫や妻であれば浮気調査なんてする必要はないと思う。
しかし、夫や妻が素直に浮気を認めて、慰謝料など提示した条件にかならずしも同意してくれるとは限らない。
実際は、浮気を問い詰めればシラを切って逆ギレされたり、モラハラなどの言いがかりをつけられたり、なぜか人間性を疑われたりもする。
挙句の果てには、無理やり離婚を迫られることや、浮気相手のところに家出をされて生活費や養育費を払ってもらえなくなるかもしれない。
話し合いの余地があればいいのだが、こちらの言い分を聞かず自分勝手な主張をするのであれば、まともに話し合いができる場所に引っ張り出すしかない。
もちろん、浮気の事実確認や、夫や妻からの離婚請求を拒否するつもりや、受けた精神的苦痛の損害賠償を請求するつもりがなければ必要はないと思う。
ただ、人間なんでそう簡単に割り切れるものではない。配偶者に裏切られたショックや相手の思い通りにさせたくないという気持ちやお金の問題もある。
そのため、相手の思い通りにはさせたくないのであれば、不貞や悪意の遺棄など不法行為の証拠を集めて自分が優位に物事を運べるようにするしかない。
探偵が掴む証拠は、夫や妻から無理やり離婚をされないためや、浮気が原因で家出した妻からの高額な婚姻費用を拒否するためのお守りのようなもの。
浮気をしている夫や妻の思い通りにさせたくなければ、事態が悪化する前に先手を打つ必要があるだろう。
探偵が掴む証拠/横浜の探偵日記
- 2023年09月28日
- 2023年09月30日