不倫夫が浮気相手の前で妻を悪者に仕立てる心理について

不倫夫は、なぜ浮気相手の前で妻を悪者に仕立てるのか?──その裏にある卑劣な言動の正体

  • 2025年08月31日
  • 2025年09月01日

不倫中の夫が、浮気相手と一緒になって妻の悪口を言っている──そんな話を耳にしたことはありませんか?

「家では冷たくされた」「もう女として見られない」…そう語る夫の言葉は、本当に真実なのでしょうか。

本記事では、探偵として多くの現場に立ち会ってきた視点から、なぜ浮気中の男性が妻を“悪者”に仕立て上げるのか、その心理的な背景や責任転嫁の構造を深掘りします。

裏切りの影で行われる印象操作や同情を誘う戦略──その実態に光を当てながら、これ以上傷つかないために、あなたが知っておくべき「言葉の裏側」に迫ります。

■1. 正当化のための“悪者設定”

不倫をする男性がまずやること──それは「自分を正当化するためのストーリーづくり」です。
中でも典型的なのが、「妻が悪い」「家庭に居場所がなかった」という“悪者設定”。まるで自分は追い詰められた被害者であるかのように語り、浮気を正当化しようとします。

罪悪感の逃げ道としての「被害者ポジション」

人は、道徳的に許されない行為をする際、無意識のうちに“理由”や“きっかけ”を探します。不倫を選んだ夫たちは、「妻が冷たい」「口をきいてくれない」「女性として見られない」など、さまざまな理由を並べ立て、自分を被害者に仕立てあげます。

しかし、私たち探偵が調査で得た実態は、それとは真逆だった──というケースが少なくありません。
夫婦のやり取りを記録した音声では、妻がむしろ気を遣い、家事や育児に精一杯向き合っていた様子が伺えることも多々あります。

浮気相手を“味方”につけるための演出

さらに問題なのは、不倫相手に対してもこの“悪者設定”が利用される点です。「妻はひどい人間だから…」「もう愛はないんだ」などと語り、あたかも「壊れた夫婦関係」の延長線上に今の関係があるように装います。

このような演出は、不倫相手の罪悪感を和らげ、「私だけが理解者」という思い込みを植えつける結果にもつながります。

証拠として残る“加害者の言葉”

私たちが扱う調査の中でも、LINEの履歴や録音された通話の中に、こうした“妻を悪者に仕立てる発言”が頻出します。
たとえば──
「うちの奥さん、冷たいんだよね。会話もないし…」
「本当は別れたいけど、子どものことがあるからさ」
これらの言葉は一見、本音のように聞こえますが、調査が進むにつれ、事実とは大きくかけ離れていることが判明するケースも少なくありません。

正当化は“現実逃避”の始まり

不倫をするためには、“自分を守る物語”が必要になります。その物語の中で妻は、都合よく“冷酷な存在”にすり替えられ、夫は“可哀想な男”として描かれるのです。
しかしその裏では、裏切られた妻が何も知らないまま日常を送り、時には「私のせいだったのかな」と自分を責めている──そんな悲しい現実があることを、私たちは決して忘れてはなりません。

■2. 共通の敵で“絆”を深める構造

不倫という関係は、本来であれば罪悪感や背徳感を伴うものです。しかし、当事者たちはその“後ろめたさ”を打ち消すために、特有の“共犯意識”のような絆を築こうとします。その際、最も手っ取り早い方法が「共通の敵を作ること」。そしてその“敵役”にされるのが、他でもない妻なのです。

「悪口の共有」が関係強化の道具に

探偵として浮気調査にあたる中で、不倫カップルがLINEやメール、SNSのDMなどを通じて、妻を笑い者にしたり、貶めたりするやり取りをしているケースを数多く見てきました。
たとえば、
「今日もあの人、機嫌悪そうだった」
「また変な料理出された(笑)」
「家に帰ると空気が重いわー」
──このような発言が繰り返され、それに浮気相手が「ウケる」「かわいそう(笑)」と返してくる。

こうした“妻をネタにする”会話が、不倫関係における笑いと癒しの共有となり、「自分たちは理解し合っている」という誤った親密さを生むのです。

被害者ポジションを演じ、同情を引く

夫はこのようなやり取りを通して、「自分は被害者であり、救われるべき存在だ」と浮気相手に訴えかけます。浮気相手もまた、「この人には私が必要だ」と思い込むことで、不倫関係を正当化してしまうのです。
本来、加害者であるはずの夫が、被害者面して同情を引く──それはまさに、歪んだ絆の象徴です。

現実から目を背けるための“共通認識”

不倫関係が長く続くほど、2人は現実の罪から目を背け、空想の世界に生きようとします。
「正妻は冷たい」
「私たちの方がうまくいっている」
「本当はこっちが本物の夫婦みたいだよね」
──このような共通認識を育てることで、2人はあたかも“世間に理解されない恋”を演じはじめます。

妻を“敵”に仕立てることで関係を正当化する

「妻という敵を打倒するために自分たちは結ばれた」──そんな物語を信じることで、罪の意識をごまかしているのです。
しかし、探偵として言えるのは、そうしたやり取りの背後には、何も知らずに日常を守ろうと頑張っている妻の姿があるということ。その姿を、浮気相手も夫も見ようとはしません。

■3. 自分の悪事を目立たせないため

不倫をしている夫の中には、自分の裏切り行為に対する非難をそらすために、あえて「妻の悪口」を積極的に話題にするケースが多く見られます。これは“責任のすり替え”であり、罪を矮小化するための典型的な操作です。

「俺は被害者だった」と印象操作する

探偵の調査の中でよくあるのが、夫が浮気相手に対して繰り返す次のような言葉です。
「俺だって我慢してきた」
「家庭に安らぎがないんだ」
「ずっと冷たくされてた」
これらの発言には、浮気をしたのは“自分のせいではない”というストーリーづくりの意図があります。
まるで、「可哀想な夫が、不幸な家庭環境の中で唯一癒やしを求めていた」という脚本を、自ら演出しているかのようです。

妻の“人格”を下げて自分を守る

不倫夫は、妻の性格や言動を誇張してネガティブに語ることで、「自分が悪いわけではない」と感じさせようとします。
「ヒステリックで話が通じない」
「女性らしさがなくなった」
「家庭に笑顔がない」
──といった言い回しで、まるで不倫が“当然の結果”だったかのように聞こえるよう仕向けます。

浮気の“責任分散”という心理

心理的には、これは「責任の分散」という自己防衛メカニズムの一種です。全責任を自分が負うのは苦しい。だから「妻にも問題があった」「環境のせいだった」と誰かに責任の一部を押しつけることで、自分を守っているのです。
しかし、探偵として事実を見ている立場から言えば、浮気という行為を“選んだ”のは他でもない夫本人であり、そこに誰かのせいは存在しません。

浮気の事実をごまかす“話題のすり替え”

さらに巧妙なのは、浮気を問い詰められそうな場面で、あえて妻への不満を語って注意をそらす手法です。
「お前だって辛いだろ?俺も同じなんだよ」
「俺も我慢してた。でも限界だった」
このようにして、核心を避け、あたかも“浮気が問題ではない”かのように話をすり替えていきます。

このような言動の裏には、自らの責任から逃れたいという幼稚な防衛本能が見え隠れしています。不倫は「された側」ではなく、「した側」の行動がすべての起点であるという視点を忘れてはなりません。

■4. 浮気相手を味方に引き込む操作性

不倫をしている夫が浮気相手と関係を継続・強化していく過程で、多くの場合、「味方に引き込む」ための心理的な操作が行われています。単なる恋愛感情ではなく、自分の立場を正当化し、浮気相手に「一緒に戦ってくれる存在」になってもらうための誘導が見え隠れするのです。

「家庭内の被害者」を演じる

探偵の現場では、不倫夫が浮気相手に対して「妻からの冷遇」や「家の中での孤独感」をことさら強調する場面をよく見かけます。
「毎日、家では無視されている」
「家に帰るのがつらい」
「子どもが生まれてから男として見てもらえない」
──このような言葉を繰り返すことで、あたかも“自分は可哀想な存在”であるかのように印象づけるのです。

「君だけが理解者」という設定を作る

そして、「君といるときだけが癒される」「こんなに優しくしてくれるのは君しかいない」と語ることで、浮気相手の“自己肯定感”や“保護者欲求”をくすぐります。
それにより、相手は「私がこの人を支えなきゃ」「この人には私が必要なんだ」と思い込まされ、ますます関係にのめり込んでいくのです。

妻を“敵役”に仕立てて、共闘感を煽る

「妻はヒステリックで、家に安らぎなんてない」
「俺が頑張っても、何一つ感謝してくれない」
──こうした言葉で妻を“共通の敵”に仕立て上げ、「理解のない妻 vs.癒してくれる君」という二項対立を演出します。これは、関係性を強化するための“感情的な共犯関係”を作り出す、巧妙な心理戦略です。

浮気の罪悪感を“救済の物語”にすり替える

本来であれば、浮気には裏切りや責任という重い事実が伴うはずです。
しかし、浮気相手に「この人は救われるべき存在」と思わせることで、その罪悪感を「救ってあげている」という正義感にすり替えることが可能になります。
その結果、浮気相手は不倫関係に対する抵抗感を失い、「私は悪くない」と信じ込んでしまうのです。

このように、不倫夫が浮気相手を味方に引き込むときには、意図的な“ストーリー操作”が働いています。浮気調査を通じて見えるのは、恋愛ではなく“都合のいい洗脳”に近い構図であることが少なくありません。

■5. 妻へのコンプレックスの裏返し

不倫をしている夫が妻の悪口を浮気相手に語る背景には、「支配したい」「見下したい」という欲求と、それとは裏腹の“劣等感”が見え隠れすることがあります。これは、探偵として多くの調査現場を見てきた中で、特にプライドが高く、自己評価の低い男性に共通する傾向です。

強い妻に対する“敗北感”の裏返し

例えば、妻が家庭をしっかり切り盛りしていたり、仕事でも活躍していたりする場合、夫は本来誇りに思うべきはずの妻に対して、なぜか「居心地の悪さ」や「劣等感」を抱きます。
その劣等感を解消する手段として、自分より立場の弱い相手──つまり浮気相手の前で、妻を下げる発言を繰り返すのです。

「かわいげがない」「女らしくない」といった決まり文句

「気が強くて素直じゃない」「女として見れない」──こうした発言は、しばしば調査対象者の会話に出てきます。しかし裏を返せば、これは妻が自分よりも自立していて、精神的に優位であることへのコンプレックスとも言えます。

「自分が劣っているとは認めたくない」その心理が、悪口というかたちで表面化しているのです。

“支配欲”の現れとしての悪口

浮気相手の前で妻を貶める発言をするのは、「自分が上の立場である」と示したいという支配的な欲求からくるものでもあります。
とくに、プライドが高く他人の評価に敏感な男性は、自分の立場を保つために、他者を下げて自己優位性を確保しようとする傾向があります。

「勝ち負け」で人間関係をとらえてしまう思考の危険性

夫婦関係は本来、支え合い、尊重し合うものですが、こうした男性にとっては「上下関係」でしか測れないことがあります。
妻が自分を否定した、批判されたと感じた瞬間から、「見返したい」「負けたくない」という感情が芽生え、やがてそれが浮気、そして悪口へとつながっていくのです。

このように探偵の現場で得られる情報の多くは、こうした“裏返しの心理”を物語っています。
夫の口から語られる妻の悪口は、実は「自分の弱さ」と「未成熟さ」を覆い隠すための防衛反応であることが多いのです。

■6. 本気ではなく“方便”のつもり

不倫中の夫が浮気相手の前で妻を悪く言うとき、必ずしも「本気」で思っているとは限りません。
むしろ、「浮気相手をその気にさせるため」「関係を維持するための方便(うそ)」として、悪口を語っているケースが非常に多いのです。

「安心させるために言ってるだけ」という軽さ

探偵として浮気調査を行っていると、「妻のことなんてもう愛してない」「冷めきってる」と言いながら、実際には普通に家庭生活を続けている夫の姿を数多く見てきました。
浮気相手に対して「君が本命だよ」と言うために、妻のことを“仮想敵”に仕立てて話を合わせているのです。

都合のいい“ストーリーテリング”

「結婚してなければ、君を選んでた」「あいつとはもう終わってる」などと語るのは、まさにその場しのぎの演出。
この方便によって浮気相手の気持ちを引き留めつつ、自分は家では何事もなかったかのように過ごしている。
まさに“二重生活”を支える言葉のトリックです。

「バレなければいい」という油断

こうした方便は、夫自身の「どうせ妻は知るはずがない」という油断からきています。
しかし実際には、スマホのLINE履歴やボイスメモ、位置情報アプリなどから、驚くほど簡単に嘘が暴かれる時代です。
浮気調査では、不倫相手とのやりとりの中に、妻を侮辱する言葉が残っており、それが決定的な証拠となることもあります。

“方便”が妻の心を深く傷つける

最も残酷なのは、その方便が“演技”であっても、言われた側──つまり妻にとっては真実として突き刺さるということです。
証拠として残された悪口は、裏切りの二重構造を突きつけます。「浮気だけでなく、自分のことをこう言っていたのか」という心の傷は深く、再構築の意欲すら失わせることもあります。

このように探偵として言えるのは、「方便だった」という言い訳は、裏切られた妻には何の慰めにもならないという現実です。
言葉の軽さが、信頼関係に与えるダメージは計り知れません。

■7. 罪悪感の軽減=逃避の一種

浮気や不倫という行為には、本来なら強い罪悪感が伴うはずです。
しかし実際の調査現場では、その罪悪感を正面から受け止めず、「妻のせいにする」ことで心の負担から逃れようとする夫の姿が少なくありません。

「自分は悪くない」という逃避的思考

「妻が冷たくなったから仕方ない」「あんな生活を続けていたら壊れてしまうのは当然だった」──
これは浮気をした夫が自分に言い聞かせる“逃避の言葉”です。罪悪感を感じたくないがために、「自分は被害者」という立場を作り上げ、現実から目を背けているのです。

最も身近な存在を“敵”にする矛盾

罪悪感を軽減するために、夫が向ける矛先はなぜか最も近くにいる妻。
愛し、信頼され、家庭を共に築いてきた相手に対して、「悪者」「加害者」とレッテルを貼ることで、自らの裏切りを正当化しようとします。
それはまさに、自分の感情を守るための“自己中心的な防衛行動”です。

探偵が目にする“二重の裏切り”

私たち探偵が浮気調査の中で目にするのは、「不貞行為」だけでなく、「妻を悪く言うことで罪悪感を逃れようとする姿勢」という、もう一つの裏切りです。
浮気そのものも十分な裏切りですが、「浮気の理由を妻に押しつける」という行為は、さらに心を深く傷つける暴力でもあるのです。

自分と向き合う覚悟がない人の末路

本来、罪悪感は「償い」や「修復」へと向かうための大切な感情です。
しかしそれから逃げ続ける夫は、結果として同じ過ちを繰り返し、関係を修復するチャンスすら自ら潰していくことになります。

探偵の立場から見ると、「妻を悪く言う夫」は、浮気の証拠以上に、誠実さを欠いた人間性そのものが記録されているように感じられます。
その場しのぎの“罪悪感逃れ”が、どれほど相手を深く傷つけているか──自覚のないまま口にする言葉ほど、残酷なものはありません

■8. 相手女性の不安を打ち消す言葉

浮気や不倫の関係には、必ずどこかに「罪悪感」や「不安」が付きまといます。
その空気を和らげ、関係を継続させるために、夫がよく使うのが“妻の悪口とセットになった安心ワード”です。

「妻とは冷めている」「気持ちはもうない」

こうした言葉は、不倫相手の不安や葛藤をやわらげるための“定番のセリフ”です。
特に浮気相手が既婚男性との関係に迷いを見せた時、夫は「妻とは家庭内別居のようなもの」「夫婦関係は破綻している」などと語り、自分たちの関係を正当化しようとします。

「もうすぐ離婚する」という“嘘の予定”

「離婚届を出すつもり」「子どもが落ち着いたら離婚する」などの未来予告もよく使われます。
ですが探偵の調査では、こうしたセリフの後も普通に家庭に戻り、妻や子どもと食卓を囲んでいる夫の姿を、何度も目にしています。
つまり、浮気相手に向けたその言葉の多くは、“関係を切らせないための方便”であることがほとんどなのです。

悪口による“罪悪感の分散”

「妻は本当に冷たい」「女性として見られない」などと語ることで、「自分は不幸な結婚生活に苦しむ被害者」というイメージを作ります。
これにより、不倫相手も「この人を癒す存在でいたい」「間違ったことをしているわけじゃない」と、自分の罪悪感を抑え込もうとする心理が働きます。

現場の実態は「口だけ」

探偵として実際に調査報告書を作成している立場から断言できるのは、こうした“口約束”の多くが虚構であるということ。
妻とは離婚せず、子どもの学校行事にも参加し、家庭内で何事もなかったかのように生活している夫がほとんどです。

「妻とは終わっている」と言いながら、実際には家族の一員としての日常を捨てていない──。
このギャップこそ、不倫が“現実”から目を背けた幻想でしかない証拠なのです。
言葉に騙されず、行動と事実に目を向けること。それが真実を見極める第一歩になります。

■9. 二重生活の“保険”として

不倫をしている夫の中には、「バレたときどう言い訳するか」をあらかじめ計算している者も少なくありません。
その一環として、「妻との関係は前からうまくいっていなかった」と周囲に“既成事実”のように刷り込むような言動をするケースがあります。

バレたときに備えた“ストーリー作り”

浮気が明るみに出た際、自分の行動が責められることを見越して、「もともと妻との関係は破綻していた」「家庭内別居状態だった」などと予防線を張る夫は珍しくありません。
このような“保険”を日頃から張っておくことで、不倫が発覚した際のダメージコントロールを狙っているのです。

周囲の同情を得るための印象操作

調査の現場でも、夫が友人や職場の同僚、さらには義理の家族にまで「妻の愚痴」を漏らしていたという証言が集まることがあります。
これは単なるグチではなく、「自分は我慢してきた側」「被害者である」という印象を根回ししていると考えられます。
結果として、いざ不倫がバレても、「あの人は家庭で大変だったから…」と周囲がかばい、不倫の責任があいまいになる危険があります。

記録に残る悪口の痕跡

浮気相手とのLINE、同僚とのメール、さらには音声記録などに、「妻が冷たくて」「ずっと我慢してた」といった発言が残っているケースは非常に多く、調査報告書に明記されることもあります。
つまり、夫たちは「いざというときの逃げ道」として、あらかじめ“妻悪者説”を繰り返し口にしているのです。

このような“戦略的な悪口”は、ただの感情の吐露ではありません。
むしろ周到に仕組まれた「逃げ道作り」であり、裏を返せばそれだけ自分の行動に後ろめたさがある証でもあります。

探偵としての経験上、こうしたケースでは最終的に被害を受けるのは、悪者に仕立て上げられた側──つまり妻です。
だからこそ、浮気が発覚したときは“言葉”ではなく、“行動と証拠”を見極める冷静な判断が不可欠です。

■10. 真実は“言葉”ではなく“行動”に表れる

夫が浮気をしていると知ったとき、妻が最も混乱するのは「なぜ、こんなことができたのか?」という裏切りの現実です。
そして多くの夫は、それを正当化するために妻の悪口を並べたり、「本気じゃない」「一度きりだった」と口先で取り繕おうとします。
しかし探偵として数々の現場に立ち会ってきた経験から、はっきり言えることがあります。

言葉ではなく“行動”が人の本性を映す

どんなに反省の言葉を並べようと、不倫をやめない夫がいます。
どんなに「妻とは冷めている」と言っても、家では平然と家庭生活を続けている男もいます。
それはつまり、“言葉”と“行動”がまったく一致していないということ。
人の本音や価値観は、口ではなく行動にこそ表れるのです。

繰り返される“浮気者のテンプレ言い訳”

探偵が証拠を突きつけたあと、よく聞く言葉があります。
「魔が差しただけ」「家庭を壊すつもりはなかった」「浮気相手に本気じゃない」──。
こうしたセリフは、裏でコソコソと関係を続けながら、いざバレたときだけ都合よく使われる“常套句”です。
それを信じた妻が再構築を望んでも、行動が変わらなければ裏切りは繰り返されるのが現実です。

本当に向き合う人は、言葉より“責任”を取る

浮気をしたことを本気で反省している人は、自分の行いの責任から逃げません。
言い訳ではなく、行動で示そうとします。
たとえば、不倫相手との完全な関係遮断、透明性ある生活態度、誠実な話し合いの継続など──それらが「本当に変わろうとしている証」になります。
一方、口だけの謝罪や誤魔化しは、また同じ過ちへの道です。

夫がどんなに「妻が悪かった」と言おうと、裏で不倫を続けているという“行動”が何よりの証拠。
言葉で惑わされるのではなく、相手の行動と向き合う目を持つことが、裏切りの連鎖を断ち切る第一歩になります。
探偵の現場で見える“真実”とは、いつも黙って行動にあらわれるものなのです。

■まとめ:悪口の裏にある“自己保身”と“責任逃れ”

不倫をしている夫が、浮気相手の前で妻の悪口を言う──それは単なる愚痴ではありません。
そこには、自分の罪を軽く見せたいという意図や、浮気相手を味方に引き込むための心理操作、さらには罪悪感から逃れるための防衛反応が隠されています。

「妻が悪い」「家庭に居場所がなかった」──そんな言葉は、不倫を正当化するために都合よく作られた“物語”に過ぎません。
しかし、その物語の裏で、傷ついているのは言われた側の妻であり、最も裏切られている存在です。

探偵として数多くの現場を見てきたからこそ断言できるのは、
どんなに巧妙な言葉を使っても、裏切りの本質は“行動”に出るということ。
そして、最終的に信じるべきは“言葉”ではなく、事実と向き合う勇気なのです。

たとえ夫の口からどんな話が出てきても、それが「真実」かどうかは、
あなたの目で、あなたの心で、冷静に判断する必要があります。

「なぜそんなことを言うのか」ではなく、
「それを言ってまで守ろうとしているものは何か」──
その問いを、ぜひ心の片隅に置いてみてください。

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