浮気する人はサイコパス?横浜の探偵が語る共感性欠如と自己愛性人格障害の真実
- 2025年07月29日
- 2025年07月29日

「どうして平気で嘘をつけるのか」
「罪悪感がまったくないのは異常では?」
浮気調査の依頼を受けると、依頼者の方からこうした声をよく耳にします。
横浜で探偵として現場を見ていると、確かに“普通の感覚”では説明しきれない浮気加害者の言動が目立つことも少なくありません。
本記事では、浮気する人がサイコパスなのか、または自己愛性人格障害(ナルシシズム)の可能性があるのかについて、心理学的視点から掘り下げます。
■1. サイコパスとは何か
「浮気しているのに、なぜ平然としていられるのか」
依頼者から最も多く寄せられる疑問のひとつです。
その背景にあるのが、サイコパス的傾向と呼ばれる特性です。
サイコパスとは、他者の痛みに鈍感でありながら、自分の欲望を優先するために平然と嘘や裏切りを繰り返す人物像を指します。
浮気加害者の中には、この特徴に驚くほど一致するケースが少なくありません。
●共感しない──「相手が傷ついている」と感じない
浮気加害者の中には、パートナーがどれほど苦しみ、泣き、信頼を失っていようと、全く罪悪感を抱かない人がいます。
「浮気ぐらいで大げさだ」「これは自分の自由だ」と、相手の痛みに無関心でいられる姿勢は、サイコパス的傾向を色濃く示しています。
●冷静すぎる嘘──表情が変わらない不自然さ
浮気の証拠を突きつけられても、顔色一つ変えずに嘘を重ねたり、状況を操作しようとする人もいます。
まるで感情が欠落しているかのように、冷静に受け流すその姿に、被害者側が「本当に人間なのか」と恐怖を覚えるケースも少なくありません。
●罪悪感が存在しないという“異質さ”
浮気をした事実に対して、「悪いことをした」という意識が全くない。
それどころか、「なぜそんなことで怒るのか」「気づかなければよかったのに」と、問題をすり替える人もいます。
これは、倫理観や他者への配慮が欠如している証拠であり、サイコパス的な特徴と一致します。
●探偵として見てきた“人を道具のように扱う”姿
浮気調査の現場では、加害者が複数の女性と同時に関係を持ち、それぞれに違う話をして管理しているパターンも見られます。
誰かを本気で愛しているのではなく、「自分にとって都合の良い存在」として人を扱っているに過ぎないのです。
これは、他人をモノのように使うサイコパスの典型的な行動と重なります。
●浮気加害者に当てはまるケース
もちろん、すべての浮気加害者がサイコパスではありません。
しかし「罪悪感がない」「言い訳が巧妙」「他人の痛みに鈍感」という要素が重なると、依頼者にとっては「この人は本当に人間なのか」と感じるほどの異常性を帯びて見えるのです。
探偵として浮気調査を続ける中で痛感するのは、サイコパス的傾向を持つ人の裏切りは、一度発覚するとその破壊力が非常に大きいということ。
家族の信頼を根こそぎ奪い、被害者を深く追い込む――それが彼らの冷酷さの現実です。
■2. 共感性の欠如がもたらす“平気な裏切り”
浮気をする人の中には、パートナーがどれほど傷つくかを深く想像しない人がいます。
これは「共感性の欠如」によるもので、相手の気持ちを理解しようとせず、自分の欲望や快楽を優先する傾向です。
探偵の調査現場でも、「どうせバレない」「大したことじゃない」と平然と語る人を数多く見てきました。
●相手の痛みを想像しない冷淡さ
「自分が何をしているか」ではなく「自分がどう感じたいか」ばかりを優先する。
こうした人にとって、配偶者の苦しみや裏切られた悲しみは重要ではありません。
「家族は家族、恋愛は恋愛」と切り分け、自分の快楽を正当化する冷淡さが際立っています。
●“どうせバレない”という安易な思考
浮気調査の現場でよく聞く言葉が、「バレなければ問題ない」という開き直りです。
これは、相手の心情を考える視点が欠けている証拠です。
バレるかどうかではなく、裏切りそのものが相手を傷つける事実を理解していないのです。
共感性が低いために「秘密にしている限り誰も傷つかない」と誤った認識に陥っています。
●快楽を優先する自己中心性
共感性が欠如している人は、目先の欲望を満たすことを優先し、長期的な結果を考えません。
「今が楽しければいい」「この瞬間が幸せならそれでいい」という思考に支配され、家庭や信頼関係の崩壊という現実には目を向けないのです。
これはまさに、被害者にとって耐えがたい“平気な裏切り”につながります。
●探偵が見た“被害者との温度差”
調査報告を依頼者に渡す際、浮気加害者の冷静すぎる態度と、被害者の絶望的な表情との温度差に衝撃を受けることがあります。
依頼者が涙を流す一方で、加害者は「そこまで大ごとにすることではない」と平然としている。
この姿勢こそ、共感性の欠如がもたらす冷酷な現実の一端です。
●「愛している」と言いながら裏切れる矛盾
共感性が乏しい人ほど、「愛しているのは本当」と言葉で取り繕う傾向があります。
しかしその裏で繰り返される裏切り行為は、言葉と行動の間に大きな矛盾を生み出します。
探偵として記録した証拠は、この矛盾を突きつけ、被害者が現実を直視する手助けとなります。
■3. 自己愛性人格障害(ナルシシズム)の特徴
浮気を繰り返す人の中には、「自分は特別」「自分は愛されて当然」と強く信じて疑わない人物がいます。
その根底には、自己愛性人格障害(ナルシシズム)的な傾向が隠れている場合があります。
横浜で浮気調査を行う中でも、この自己中心的な思考が原因で周囲を振り回し、家庭を壊すケースを数多く見てきました。
●「特別扱いされるのが当然」という思考
ナルシシズム的な人は、「自分は他人よりも価値がある」と本気で信じています。
そのため、既婚であることを自覚しながらも「恋人を持つのは自分にふさわしい権利」と考えることが多いのです。
家庭があっても、さらに外の愛情を求めることに何の疑問も持ちません。
●承認欲求が満たされる限り、罪悪感は薄い
浮気相手に「君だけが特別だ」と言わせることで、自尊心を満たすナルシシスト。
その裏で、パートナーの涙や裏切られた苦しみを無視してでも、自分の承認欲求を優先します。
探偵の調査では、複数の女性と同時に関係を持ちながら、それぞれに「唯一無二だ」と語るケースも珍しくありません。
●家庭と恋人を“両立”させようとする身勝手さ
「家庭は家庭、恋人は恋人。どちらも大事なんだ」
ナルシシストにありがちな言い訳です。
しかし実際には、家庭を顧みる姿勢は薄れ、浮気相手の存在が家庭を揺るがせています。
それでも本人は「どちらも失わない自分は器が大きい」と錯覚しているのです。
●責任を他人に転嫁する傾向
浮気が発覚した際も、「妻が冷たかったから」「夫婦関係が終わっていたから」と、常に責任を他者や環境に押し付けます。
自分の選択や行動を反省することはほとんどなく、あくまで「自分は被害者」という立場を取りたがります。
依頼者に報告書を渡すと、不倫加害者からこうした弁解が必ずといっていいほど飛び出すのです。
●“特別意識”が破綻を招く
ナルシシストは「自分は特別だから許される」と思い込む一方で、その関係が露見すれば社会的信用を失い、家庭も崩壊します。
つまり、自分の特別意識が、最終的には自分自身を追い詰める要因となるのです。
探偵として見てきた数多くのケースが、この現実を裏付けています。
■4. 嘘を“必要な手段”としか思っていない
浮気を続けるために平然と嘘を重ねる人は、嘘を「悪いこと」だとは認識していません。
むしろ「関係を続けるための必要な手段」だと合理化し、罪悪感を抱くことなくアリバイを積み上げていくのです。
横浜で浮気調査を行う探偵として、私はその冷徹な“裏切りの計算”を何度も記録してきました。
●「バレなければ問題ない」という安易な発想
多くの浮気加害者は、倫理や誠実さではなく「バレるかどうか」を基準に行動しています。
「秘密を守れば誰も傷つかない」と考え、実際にはパートナーを裏切っていることを軽視するのです。
この思考こそが、倫理観の欠如を如実に示しています。
●嘘を重ねることに慣れていく危険性
一度嘘をつくと、その嘘を守るためにさらに嘘を重ねなければならなくなります。
・残業と偽っての密会
・出張を装った旅行
・スマホをロックし、通知を消す操作
こうした小さな偽装が積み重なり、やがて「嘘をつくことが当たり前」という危険な状態に陥るのです。
探偵として記録する証拠の多くは、この“連鎖する嘘”の痕跡です。
●合理化によって罪悪感を封じ込める
「自分の幸せのためなら当然」
「家庭は壊していないから問題ない」
こうした言葉で、自らの行為を正当化する加害者も少なくありません。
しかし、その裏でパートナーや子どもが傷ついている現実を無視している時点で、自己中心的な合理化に過ぎません。
●探偵が見た“計算された裏切り”
調査現場では、驚くほど周到に嘘を準備する人物に出会うことがあります。
・行動をあえてズラしてパターンを隠す
・証拠を残さないようデジタル機器を操作する
・同僚や友人を巻き込み、嘘のアリバイを作る
その徹底ぶりは、一時の感情ではなく“意図的で計画的な裏切り”であることを証明しています。
●「悪気はなかった」は通用しない
浮気が発覚したとき、多くの加害者が口にするのは「悪気はなかった」という言葉です。
けれど、嘘を積み重ね、隠蔽し続けた行為そのものが“強い意志”を伴うものです。
探偵として証拠を提示したとき、その嘘の積み重ねが「偶然ではない」ことを証明することができます。
■5. サイコパス的傾向とナルシシズムの重なり
浮気加害者の中には、サイコパス的な冷酷さと、ナルシシズムによる過剰な自己愛を同時に抱えている人物がいます。
この2つが重なることで、裏切り行為はより巧妙で悪質なものとなり、被害者に深刻なダメージを与えるのです。
●他者の気持ちに無関心
サイコパス的傾向を持つ人は、相手の苦しみに共感しません。
「妻がどれほど傷つくか」「子どもがどれほど不安を抱えるか」という想像をせず、自分の快楽を優先します。
調査現場では、依頼者が涙を流す横で「そんなに大げさにすることない」と冷たく言い放つ加害者を何度も見てきました。
●自分の欲求を最優先する自己中心性
ナルシシズムの特徴である「自分は特別」「欲しいものは当然手に入れるべき」という思考は、浮気を繰り返す行動と直結します。
家庭を維持しながら恋人を求めるという矛盾も、「自分はそれに値する人間だ」という思い込みで正当化してしまうのです。
●責任を他人や環境に転嫁する
「妻が冷たかったから」「夫婦関係が破綻していたから」──
浮気の責任を相手や状況に押しつけるのは典型的なナルシシズムの防衛機制です。
そこにサイコパス的な冷酷さが加わると、「自分は悪くない」という態度を平然と貫き、被害者をさらに追い詰めます。
●罪悪感が薄いからこそ繰り返される
サイコパス的傾向の「罪悪感の欠如」と、ナルシシズムの「自己正当化」が合わさると、浮気は一度で終わりません。
むしろ「これは正当な恋愛だ」「自分の幸せを優先するのは当然だ」と思い込み、同じ行為を何度も繰り返すのです。
探偵として調査する中でも、過去に発覚したにもかかわらず、再び不倫に走るケースは珍しくありません。
●被害者にとって理解不能な“異常さ”
この二重の傾向を持つ人は、被害者にとって「普通の感覚が通じない相手」となります。
どれだけ話し合っても、「悪いのは自分ではない」という態度を崩さず、誠実な謝罪や改善を期待できません。
だからこそ被害者は「理解できない」という苦しみを抱き、探偵に事実確認を依頼するのです。
■6. 「普通の感覚」が通じない理由
浮気の被害者が最も強く抱くのは、「なぜこんなことができるのか」「どうして平気で嘘をつけるのか」という疑問です。
しかし、浮気加害者の行動原理は、私たちが“普通”と考える誠実さや思いやりの基準から大きく逸脱しています。
だからこそ、問いただしても納得のいく答えは返ってこないのです。
●誠実さよりも自己保身を優先する
多くの人にとって「愛する人を裏切らない」のは当たり前の感覚です。
しかし、浮気加害者は「バレなければいい」「自分が幸せならいい」と考え、誠実さを犠牲にしてでも欲望や快楽を優先します。
この根本的な価値観の違いが、被害者の「理解できない」という感覚につながります。
●思いやりよりも欲望の充足を選ぶ
パートナーがどれほど苦しむかを考えるより、自分の欲求を満たすことを選ぶ。
共感性が欠如しているため、「相手の立場に立つ」という行動が欠落しているのです。
浮気の現場でも、「相手が泣いても、自分が悪いとは思わない」という冷酷な言葉を耳にすることがあります。
●「嘘をつくのは当然」という価値観
私たちが「嘘はよくない」と思うのに対し、浮気加害者にとって嘘は“関係を守るための手段”でしかありません。
そのため、嘘を重ねても良心の呵責が薄く、顔色ひとつ変えずにごまかし続けられるのです。
この姿勢は被害者にとって異常に映り、「別人のようだ」と恐怖を抱かせることもあります。
●被害者の「理解できない」という感覚こそ正常
調査現場で依頼者から「なぜ?」「どうして?」という問いを受けるたびに、私はこう思います。
理解できないと感じることこそ、依頼者が“正常な感覚”を持っている証拠だと。
つまり、加害者の行動原理のほうが異常であり、無理に理解しようとする必要はないのです。
●探偵として伝えたいのは「言葉より事実を見てほしい」
浮気加害者の言い訳や合理化は、常に被害者を混乱させるようにできています。
だからこそ大切なのは、相手の言葉ではなく“行動の事実”を見ることです。
探偵が集める証拠は、この「普通が通じない相手」と向き合うための現実的な判断材料になるのです。
■7. 被害者を“悪者”に仕立てる心理
浮気が発覚したとき、加害者が素直に「自分が悪かった」と認めるケースは実は少数です。
多くの場合、自己愛的な傾向を持つ人は、自分の非を直視する代わりに「悪いのは相手だ」というストーリーを作り上げ、責任をすり替えます。
探偵の現場で報告書を提出する際も、言い訳とともにこうした心理が顕著に表れます。
●責任転嫁は“自己防衛”の一種
「浮気したのは妻が冷たかったから」
「夫婦関係が壊れていたから」
「束縛されて息苦しかったから」
こうした言葉は、浮気の責任を外部に押し付け、自分が“加害者”ではなく“被害者”であるかのように装うための防衛反応です。
しかし、その結果、本当に傷ついている配偶者が“悪者”に仕立てられてしまいます。
●被害者に罪悪感を植え付ける危険性
「お前が冷たかったせいだ」
「君が理解してくれなかったから浮気した」
こうした言葉を浴びせられることで、被害者が「自分のせいで浮気されたのかもしれない」と思い込んでしまうケースもあります。
探偵として依頼者に接していると、この“心理的なすり替え”によって、被害者が自分を責め続けている姿をよく目にします。
●自己愛的な人ほど謝罪が形式的になる
謝罪の言葉を口にしても、その中身は「でもあなたも悪かった」「自分だけを責めるのはおかしい」といった条件付きであることが多いのです。
つまり、謝罪ではなく自己弁護にすり替わっており、被害者の心をさらに傷つける結果になります。
●探偵が報告書を渡すと必ず出る“常套句”
実際に調査の証拠を突きつけた際、加害者がよく口にするのは次のような言葉です。
「本気じゃなかった」
「相手の方から誘ってきた」
「もう関係は終わっているから問題ない」
こうした常套句は、事実を覆すためのものではなく、責任から逃れるための方便に過ぎません。
●真実を知ることで“罪のすり替え”に抗う
被害者がこの責任転嫁に惑わされないためには、感情ではなく事実を知ることが必要です。
探偵の調査によって浮気の証拠が明らかになれば、「悪いのは自分ではない」という加害者の嘘を打ち破ることができます。
事実を知ることこそが、被害者の尊厳を守る最初の一歩なのです。
■8. 調査現場で感じる“不自然な冷静さ”
不倫の証拠を突きつけられたとき、多くの人は少なからず動揺し、言葉を失います。
しかし、中には驚くほど淡々とした態度を取り、表情ひとつ変えずにその場をやり過ごそうとする人もいます。
探偵として調査現場に立ち会ってきた経験から言えば、この“冷静すぎる反応”は、加害者特有の心理を表しているのです。
●罪悪感を持たないために動揺しない
「悪いことをしている」という意識が薄ければ、動揺も生まれません。
共感性が欠如しているため、浮気によって配偶者がどれほど傷つくかを深刻に考えないのです。
依頼者が涙を流す横で、「落ち着いて話そう」「大したことじゃない」と冷静さを装う姿は、被害者にさらなる絶望感を与えます。
●“自分は悪くない”という強い思い込み
不自然な冷静さの裏には、「責任は自分にはない」という自己正当化があります。
「夫婦関係が冷えていたから」
「相手の方から誘ってきた」
「愛しているのは家庭も同じ」
こうした言い訳を心の中で繰り返すことで、自分の行為を正当化し、動揺を抑えているのです。
●演技としての冷静さ
中には、冷静に見せかけることで「問題は深刻ではない」と印象づけようとする人もいます。
声のトーンを落とし、落ち着きを装うその態度は、依頼者を混乱させるための“心理的操作”でもあります。
探偵として見てきたケースの中には、この演技が逆に「不自然だ」と受け取られ、依頼者の怒りを増幅させた例もありました。
●被害者への二重の打撃
浮気の事実そのものが深い傷を与えるにもかかわらず、その後の“不自然な冷静さ”が被害者に二重のダメージを与えます。
「この人は私の痛みを理解しない」
「泣いても怒っても、心が動いていない」
そう感じた瞬間、依頼者はさらに孤独を深め、信頼の回復が絶望的に思えてしまうのです。
●探偵として伝えたい現実
冷静さを保つことは一見“大人の対応”に見えるかもしれません。
しかし、それが共感性の欠如や責任逃れによるものであれば、誠実さとは程遠いものです。
私たち探偵が証拠を突きつけるとき、その“不自然な冷静さ”は加害者の心理を露呈し、依頼者にとって現実を受け入れるための重要な手掛かりとなります。
■9. サイコパスや人格障害と断定はできないが…
浮気をする人すべてがサイコパスや自己愛性人格障害に該当するわけではありません。
人間関係や生活環境、ストレスなど複数の要因が重なって不倫に至るケースもあります。
しかし、私たち探偵が調査現場で出会う加害者の中には、共感性の欠如やナルシシズム的傾向を強く示す人物が少なくないのも事実です。
●「すべてが病理」ではない現実
浮気に走る背景はさまざまです。
・一時的な感情に流された
・夫婦関係が冷めて孤独を感じていた
・衝動的な欲求に負けた
こうした事情から不倫に至る人もいます。
すべてをサイコパスや人格障害という枠に当てはめることはできません。
●しかし、顕著に見られる“危うい傾向”
それでも現場で目立つのは、共感性の欠如によって相手の痛みに無関心でいられる人や、自分を特別視して正当化するナルシシズム的な人です。
「バレなければ問題ない」
「愛しているから浮気ではない」
といった言葉は、その心理傾向を象徴しています。
●「話し合えばわかる」という期待の危うさ
依頼者の中には、「冷静に話せばわかってくれる」と信じて加害者と向き合おうとする人が少なくありません。
しかし、共感性が欠けている相手や自己愛的な傾向を持つ相手は、往々にして「自分は悪くない」と突っぱねます。
結果、被害者だけが疲弊し、解決には至らないという現実が多いのです。
●探偵として伝えたい“事実を基準にする大切さ”
加害者の言葉や態度に期待を寄せるのではなく、行動の証拠を見つめること。
それが被害者にとって冷静な判断を下す唯一の手段です。
私たち探偵が収集する証拠は、感情に左右されがちな判断を支える“揺るがない現実”となります。
●冷静な行動こそが人生を守る
「人格障害だから仕方ない」「彼も本当は辛いんだ」と同情や理解に傾いてしまうと、被害者自身がさらに傷つきます。
大切なのは、相手を診断することではなく、自分の尊厳と未来を守るために冷静に行動を選ぶことです。
それが、不倫加害者と向き合う上で最も重要な視点だと、探偵として強く感じています。
■10. 探偵として伝えたい現実
横浜で長年浮気調査を続けてきた中で、私たちは数え切れないほどの加害者の言動を目にしてきました。
彼らは驚くほど巧妙に嘘を重ね、平然とした態度で責任を逃れようとします。
だからこそ被害者には、加害者の言葉ではなく“行動の証拠”を基準に現実を見てほしいのです。
●共感性の欠如が生む冷酷な現実
浮気加害者の中には、パートナーの苦しみを理解しようとしない人が確かに存在します。
依頼者が涙を流しても、「そんなに大げさにすることはない」と冷たく突き放す。
その冷酷さは、被害者の心を二重に傷つけます。
探偵として、この“共感の欠如”に直面するたびに、人の心をここまで無視できるのかと衝撃を受けます。
●証拠こそが被害者を守る盾
感情に訴えても、共感性の薄い相手には響きません。
しかし、行動を裏付ける証拠は、言い逃れを許さない力を持っています。
探偵が収集する調査報告書は、被害者が「自分は間違っていなかった」と確信し、法的にも社会的にも立ち上がるための強力な盾となります。
●“現実を直視する勇気”が人生を変える
「信じたい気持ち」と「目の前の現実」がぶつかるとき、人は現実から目をそらしたくなります。
しかし、その瞬間に立ち止まり、真実を見つめる勇気を持つことこそ、自分の尊厳を守る第一歩です。
浮気する人の中には、共感性を欠き、自己中心的な欲望だけで動く人物が確かに存在します。
その現実を認めたとき、被害者は初めて「自分を守る行動」を選び取ることができるのです。
■まとめ:言葉ではなく“証拠”が、あなたを守る
浮気をする人のすべてがサイコパスや自己愛性人格障害とは限りません。
しかし、横浜で浮気調査を続けてきた探偵として言えるのは――
共感性を欠き、罪悪感なく嘘を重ねる人物が確かに存在するという現実です。
彼らは「自分は悪くない」と言い訳を繰り返し、被害者を悪者に仕立て、冷静さを装って責任から逃れようとします。
その姿に向き合った依頼者の多くが口にするのは、「もう普通の感覚では理解できない」という言葉です。
だからこそ、大切なのは相手の言葉に惑わされず、“行動の証拠”を見ること。
探偵が記録する調査報告書は、被害者が「自分は間違っていなかった」と確信し、人生と尊厳を守るための確かな武器となります。
逃げる加害者を信じて待つのではなく、冷静に現実を直視し、自分の未来を選び取る勇気を持ってください。
それが、苦しみから抜け出し、新しい一歩を踏み出すための唯一の方法なのです。